研 究 開 発
 当社で加工する治工具のほとんどは、真鍮、ステンレス、アルミ合金などの金属材料です。これらの金属材料は定尺の材料から加工しますが、残留応力の影響で加工中に変形を起こすことがあります。そのため変形を起こしやすい材料はあらかじめ熱処理をし、残留応力を除去(低減)しています。ところが、絞り加工により形成されたコーティングドームなどは、一般の治工具に比べ残留応力が大きく、応力分布も様々です。そのため当社ではコーティングドームの残留応力分布について調査し、残留応力が少ないコーティングドームの開発などを行っています。

 

 

 コート治具には多数の穴加工が必要となります。膜形成の生産現場では穴数が多いものほど大量かつ効率的に膜の形成ができるため好まれる傾向があります。そのためコート治具の穴数最大化は重要な問題です。しかし、穴の配置問題は極めて非線形性の高い最大敷き詰め問題であるため簡単に穴数を求めることは困難です。当社では経験的手法および数学的手法から穴の配置、入数を算出するソフトウェアの開発も行っています。

 

 

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