コーティングドーム

 当社のコーティングドームは、材料切断、絞り加工、熱処理、穴加工などのほとんど※の加工プロセスを自社にておこなっております。また、これまでに各メーカーの蒸着機にあったコーティングドーム製作や、コーティング治工具の形状や寸法に合わせた設計加工などの実績が多数ございます。そのため、お客様のご要望に応じたスピーディーな設計が可能です。

 ドーム穴加工は、丸穴加工、角穴加工、変形穴加工などバリエーションに富んだ穴を加工できます。当社では三次元レーザー加工機による高精度の穴加工を行うため切断面も綺麗で、多くのお客様より高い評価をいただいております。

 また近年では、プラズマプロセスを用いた成膜方法方法が多用されています。そのため、最近のコーティングドームは従来のAL材質(アルミニウム合金)から成膜に影響を及ぼしにくいSUS材質(ステンレス鋼)へ移行しつつあります。当社のSUS製のコーティングドームは、絞り加工にてドーム形状に形成します。ただし、スピニングマシンにより形成されたコーティングドームは、一般の治工具に比べ残留応力が大きく、応力分布も様々です。そのため当社では熱処理前後のコーティングドーム残留応力分布について調査、比較し、できるだけ残留応力をおさえ、変形の少ないコーティングドームの製作を心がけています。

写真11 CAD・CAMシステムによる設計

写真12 残留ひずみ測定試験
写真は試験測用のSUSドーム.
通常の製品では残留ひずみ測定は行いません

写真13 熱処理後の残留応力分布
写真は当社実施実験結果より
青いグラフが初期残留応力
赤いグラフが熱処理後の残留応力

写真14 スピニングマシンによる絞り加工

写真15 大口径ドームの絞り加工

写真16 3次元レーザー加工機による穴加工

写真17 製品写真
穴加工後の切断面の様子

写真8 製品写真
分割ドームの切断面の様子

写真9 製品写真
三角治具をコーティングドームに配置した状態

写真10 製品写真
各種コーティングドーム

 

 

 

お問い合わせ | 採用情報 | サイトの閲覧に関して
Copyright © 2007 Fujimechanic Co., Ltd, All rights reserved